古田基の業界レポート

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◆アメリカ発ニュービジネス動向
 飲食最新事情を掲載します。

平成24年5月1日

「NY に見る食市場動向2012」

半年ぶりの訪問で、明らかに大きな流れは、『Retail・Restaurant・Hybrid』である。
『EATALY』『Food Hall』などは, 従来以上に集客しており、EATALY は客席数を拡大し、Food Hall は, 隣のブティックまで、約倍のスペースに拡大し、スタッフを充実させている。

Zagat 誌によると、年間NY では135 店がオープンし68 店が閉店し、競争は激化している。 又、価格は4.1%上昇している。

『Eli’s』『Whole Foods』『Mangia』なども、品質を向上し、価格改訂をしていた。Trader Joe’s も小ポーションパッケージを増加させている。
Zabarも水など、プライベートブランドを増大させており、Stan Zabar 副社長によると、通販のギフトの売上が15%~20%伸び(従来、ギフトや通販はクリスマスで売上の50%を占める位だった)ゼイバーブランドが定着してきたと強気の発言であった。

『Fairway』『Stop&Shop』, その他のスーパーなどもアジアの商品を充実させてきている。
『Whole Foods』では、“インディアン・バー”という、カレーコーナーを新設していた。

チョコレート・カルチャーのMax Brenner もNY に次いで、ボストン、ラスベガス、フィラデルフィアに出店、相変わらず満席で、客で店はあふれていた。

各店とも、人的資源を充実させ、多機能化に取り組む姿勢が強い。
仲々、優秀な人材を配置することは、難しい状況であるのは、日米とも、共通の問題である。
しかし、何とか人数を増やす事によって、新しい仕組みを創りだそうとしている事はノードストロームや、ウィリアム・ソノマで痛感させられた。

ガソリンも1ガロン、$4を超えてきており、これから価格改定(値上がり)
はやむを得ない状況である。

『21Club』『Bryant&Cooper』などの老舗でも、シニアースタッフも積極的にハイテクの手法に取り組み、顧客とのコミュニケーションに活用している。

イタリアンで有名なSD26 でも、ワインリストはIPadを活用している。
100年以上の歴史を誇る、『Ferrara』も人気の最新小型のカップケーキを開発し、積極的に拡販しているのが、目立っていた。

一風堂も4年目に入ったが、相変わらず超繁盛で(計画の170%UP)スープ、麺の製造が追いつかない状況である。

モモフクも満席でウェイティングがでており、NY のラーメンブームは健在である。

又、野菜市場の人気は相変わらず強く、ホールフーズの“デドックス・サラダシェイク”は6 種類の野菜を280g入れ、$5.29と高付加価値な商品を打ち出している。

野菜やサラダの新しいメニュー開発は当分継続するものと予想され健康ブームは大きなキーワードである。180カット話題店映像紹介。

続きは、第7回食 元気塾にて

著書紹介

著書・女ごころを知ればメシは食える松下幸之助氏の薫陶を受けた弊社古田が日本ビクター・アメリカ社長時代の経験を活かし、女性の活躍するフードビジネス市場に参戦。1日2時間営業で来店600人を作る利益の生み方と、わずか十数坪の店舗を超繁盛店にしたノウハウを綴る。日本人の発想には難しいアメリカ発、女性のお客様「心」の引き付け方、女性スタッフ「感性」の引き出し方など、新しい女性市場・女性心理のつかみ方も公開しています。