◆フードビジネスの今後
◆中食業・利益を生む経営術
◆変化に対応する一押し繁盛店
◆アメリカ発ニュービジネス動向
飲食最新事情を掲載します。
「復合化・多機能化が加速する」
2000 年7月に当時、外食産業の最大手の“すかいらーく”が30周年を記念して、21 世紀型レストランとして東京郊外に“ミールステーション・クラブ・ヒルズ”をオープンした。
当時としては、大変話題となり、レストランにテイクアウト・デリバリー・ドライブスルーを設置し、低カロリーメニュー、予約配食、ペットの食事まで用意して、年商2億を目標とした。
従来のガストに巨額の6000 万円を投じ、山崎パンのFC にも加盟、焼きたてパンも始めた。しかし、“何を売りたいのか”と言う大きなサービスが欠落していた為に、間もなく閉店となった。
参入障壁が低く、又顧客を守れないビジネスにあっては、攻め続けるしかないことは、衆知の事実である。
しかし、現在の顧客は味覚は勿論の事、強い主張や、個性のある店に惹かれている。
リッツカールトンやサウス・ウェストエアーラインの話題のサービスは、事前に上司の許可を取ることなく、瞬時に担当者の判断で、お客様を満足させるというサービスを、人の個性で、強く打ち出して成功させてきている。
多機能についても、売れないから運ぶのではなく、人気のある商品を更に広くお客様に使ってもらいたくて運ぶのでなければ、成功しない。
成功している商品や部門を更に深く掘り下げることで、多機能化を進めないと成功しづらい時代になってきている。
フードサービスの学習は、実践して、失敗しないと、なかなか身につかない。実践しながらお客様とのコミュニケーションの中で、気づきやノウハウが蓄積されて行く。
知恵は簡単には、出てこないものだが、汗をかきつづけていると、汗の中から、知恵がでてくるようである。
一見、効率の悪い宅配も、実践した人から効率をあげる手法を教えてもらったが、実践しないと、なかなか体験できないことばかりと云える。
食は今、陸・海・空の時代から、海兵隊の時代を予期し、飛行機も戦車も上陸用舟艇を持つ、多機能で、強力な海兵隊を組織する時であると思う。
海兵隊は、70%が徴兵ではなく、戦う意志のある志願兵を集めている。
新しいビジネスチャンスには、意欲のある志願兵のスタッフをまず、集めることから始めなければならない・・・
続きは全国各地の基調講演セミナーにて。