古田基の業界レポート

◆フードビジネスの今後
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 飲食最新事情を掲載します。

平成21年12月10日

「 進む少商圏化と多機能、ものめずらしさが生き残る 」

これから小商圏化はもっと進むだろう。

大きいものをドッと作ってもスーパーや百貨店が、なかなか客を集め切れないのはお客さんがなかなか遠い所まで出て来てくれないからだ。

地域密着で多機能な部分を求められていることだと思う。

フードシステムショー。

こういう食の展示会というのは昔は能率協会が毎春やっていたFООDEXみたいな大きなショーで終わりだったが、今では毎月のようにいろんな大きなショーが東京で行われている。

比較的元気がいいと言われているのはラーメンだと言うが、ラーメンの産業展だとか、能率協会は完全にお株を取られた形で、いろんな所が簡単にショーをやって、なんだかんだ言いながらやはり2、3万の客を集めている。

しかもショーでお客さんは何に着目しているかというと、地域の物産みたいな非常に小さい部分だ。

大手メーカーのメジャーなものに皆さんあまり興味がない。

この間驚いたのは北海道の留萌の千望高校の学生がショーにモノを展示していたこと。

ビーツの福神漬だとか・・・
学生が展示会に商品を持って来て発表している。
そういう所に結構人は集まって来る。だから、学生が名刺を持ってちゃんとチラシを持っている方が、隣にいる結構なオジサンがやっている所よりも人が集まっている。

非常に皮肉な現象だが、小さい所で面白い所に結構お客さん集まっている。

展示会を見ると、もっともっと小さい所にチャンスが生まれている。
地域密着で出て来ており、お客さんの方もメジャーな所よりも小さい所に集まっているし、マーケットが急速に変わっているということが出て来ていて感じられる。

特に嚥下(えんか)だとか米の粉の商品とか、非常に新しい面白いものが出て来ていて、見る人もあまりメジャーなものではなく、面白い珍しいモノを探している。

「旨いものは飽きるものだ」とイトーヨーカ堂の鈴木さんおっしゃるが、だから旨いものを作った途端に、すぐ次にすぐ旨いものを作らないと商売成り立たないんだよとよく言われる。

しかし本当に今痛感するのは売れている商品が続かないこと。

ライフサイクルが本当に短い。かつては1年は保ってくれたものだが、今やとても1年は続かない。

次から次へと新しいものを出していかないと、お客さん来続けて頂けないこの厳しい現実。

銀座でクラブが今年百軒潰れた、とよく言われる。
数千軒近くあったから百軒位潰れてもどうということはないのだが、我々は、あまり銀座という所には縁のない世代だが、銀座ってこんなに高い勘定書、誰が払っているのか。

銀座に詳しい人に「どんな人が来て、30万も40万も払うのか」聞いた。

3分の1はお役人、3分の1は成り金で、3分の1は犯罪者。

百軒位潰れてもあまり大勢に影響はないと思うのだが、銀座は凄い様変わり。

かつてのああいう部分が潰れて来ているというのはいい意味で非常に健全な方向に向かっているのでは。

この辺は凄く変わって来ている。

著書紹介

著書・女ごころを知ればメシは食える松下幸之助氏の薫陶を受けた弊社古田が日本ビクター・アメリカ社長時代の経験を活かし、女性の活躍するフードビジネス市場に参戦。1日2時間営業で来店600人を作る利益の生み方と、わずか十数坪の店舗を超繁盛店にしたノウハウを綴る。日本人の発想には難しいアメリカ発、女性のお客様「心」の引き付け方、女性スタッフ「感性」の引き出し方など、新しい女性市場・女性心理のつかみ方も公開しています。