古田基の業界レポート

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 飲食最新事情を掲載します。

平成22年1月10日

「 生き残りを掛けた、既存業態の見直しを計る 」

今、日本で可能性がある産業というのは、一つは農業であり、もう一つはサービス業だと言われているが、特に建築の関係の方がそういう建築機材を活用して農業に参入するという方が非常に増えている。

「和郷園」さんなんかを一寸お手伝いしていて感じるのは、農家は今までJA任せで、自分で直接売ることをされなかったから、本当に商売の一番楽しい部分はお客さんに直接モノを売って喜んで貰うことなので、その辺の面白さを直売所をやっておられる方で、私も好きで結構あちこち見ているが、非常に元気がいい人が沢山出て来た。

この辺は相当変わって来るのではないか。

また今までの業種業態というものをもう一遍ご破算で変わるのではないか。

さらにデパートで8万平方フィートとか10万平方フィートとか大型のものが出て来れば、もっと違う形の百貨店になるのではないか。

ロンドンの百貨店なんかはモノを並べているだけでは売れないので、むしろそういう所に休憩所なのか喫茶店なのか、モノからコトへ変わってきている。

百貨店自体で違う形のものが生まれて来ている。

中食総菜のマーケットは8兆2千億円位と言われ、10兆円位まで伸びると思っているが、総菜が今伸びているとすれば完全に宅配。

宅配というかデリバリーに関しては3割位伸びているのではないか。
店に来る客数はとにかく皆減っている。
半面、配達をしてくれという要望は物凄く多い。

今、元気がいい所で「出前館」というのがある。
この前も展示会に出ておられたが5%の手数料だ。
もっと米国式にしたら、もっと加盟店が増えると思う。例えばAという店のラーメンなりチャーハンが食べたいとする。
それを本部にリクエストすると、本部はAに加盟するようにお客様から依頼、リクエストがあるから是非入ってやってくれと、店を説得する。
それを提案したお客についてはAのラーメンなりチャーハンを20%まけて貰えるとか、お客さんにメリットがあって、どんどん加盟が促進されるようになっている。

変な形で、今、ポスティングをやってもなかなか効果が出ないという時代には、その辺なんかは凄く元気。

しかも今、「ウィル」で“あなたの店に注文が入る”というのはインパクトがあるようだ。

しかも配達が物凄く増えているから、弁当工場を建てているところを何軒か承知しているが結構高い弁当。
千円とか2千円位の弁当をデリバリー。

なんでこの不景気にそんな所が増えているのか。

ホテルの宴会が減って、弁当に替わっているとか違う所にマーケットがシフトして来ている。

こういった部分に非常にチャンスを感じる。

著書紹介

著書・女ごころを知ればメシは食える松下幸之助氏の薫陶を受けた弊社古田が日本ビクター・アメリカ社長時代の経験を活かし、女性の活躍するフードビジネス市場に参戦。1日2時間営業で来店600人を作る利益の生み方と、わずか十数坪の店舗を超繁盛店にしたノウハウを綴る。日本人の発想には難しいアメリカ発、女性のお客様「心」の引き付け方、女性スタッフ「感性」の引き出し方など、新しい女性市場・女性心理のつかみ方も公開しています。