古田基の業界レポート

◆フードビジネスの今後
◆中食業・利益を生む経営術
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◆アメリカ発ニュービジネス動向
 飲食最新事情を掲載します。

平成22年4月10日

「 ウーマンエコノミー食市場に加速するウーマンニーズ 」

全米レストラン協会の会長ダウン・スウィニー女史は、低迷する外食業界に対し、もっと外食が楽しいという事を実感してもらえれば、11%~15%は業界が加速すると強気の発言をしている。

昨年の9月に出版され、日本でも12月に翻訳された「ウーマン・エコノミー」(世界の消費は女性が支配する)で発表し、大きな反響を呼んでいる。

著者のマイケル・J・シルバースタイン氏、ケイト・セイヤー氏は、40カ国1万2千人に対し、2008年に詳細なインタビューを行い、女性の購買深層心理を掘り下げて、「ウーマン・ウォント・モア」(ウーマン・エコノミー)を出版した。

特に、今最大の関心事である失業問題では、アメリカで働く女性の数は、働く男性の数を上回っている。

また今回の不況で、増加している失業者の4分の3は、男性と言われる。
この理由には、女性賃金が平均的に低いことや、パートタイムで働く女性が多いことが挙げられる。

一方女性市場は、極めて大きなチャンスであり、景気回復と新しい成長を生み出す力となる。

女性が求めているものは、1「時間」 2「バリュー」 3「生活向上」である。

1 「時間」 ワークライフバランス
・忙しさによるストレス、手間や時間のかからぬ簡便なもの
・増える負担、仕事、家事育児のやりくり
・時間を買う方法や負荷を分担する方法を探る

2 「バリュー」 充実感
・思い通りの幸せや、満足を追求する自由
・仰圧のない状態
・地位とゆとり、制約や限界のないこと
・望みを叶えるための後押し
・安心、貯蓄より、よい将来を求める
・お金に見合う価値への期待の高まり

3 「生活向上」 お金
・愛情、人とのつながり
・パートナーの信頼、支え、誠実、責任
・ロマンチックな関係が続くこと
・健康で幸せな家族
・ステイタスとしてのお金の賢い使い方を慎重に貧欲に探る

以上のように、女性は今後もより多くのものを求め続け、仕事で存在感を高め、より影響力を増し、教育レベルを向上させ、大きな経済力を持つ。
パートナーの成功や運に頼らず、自分自身の力で成功を収めると確信されている。

著書紹介

著書・女ごころを知ればメシは食える松下幸之助氏の薫陶を受けた弊社古田が日本ビクター・アメリカ社長時代の経験を活かし、女性の活躍するフードビジネス市場に参戦。1日2時間営業で来店600人を作る利益の生み方と、わずか十数坪の店舗を超繁盛店にしたノウハウを綴る。日本人の発想には難しいアメリカ発、女性のお客様「心」の引き付け方、女性スタッフ「感性」の引き出し方など、新しい女性市場・女性心理のつかみ方も公開しています。